某SNSのすい臓がんコミュに父の闘病記録を残していました。

このまま埋もれてしまうのもいいかなぁと思ったのですが

二人に一人ががん患者という現代で

何かの参考になればと思い、こちらに残すことにします。

「がんで死ぬ」というと、あっという間に死んじゃうような感覚を抱きますが

実際に「人が死ぬ」というのはものすごいパワーが必要なことで

生まれてくるとき同様、大変な苦しみを乗り越えないと死ねないんだ、と気づきました。

苦手な方はスルーしてください。



2012年11月13日 22:51

膵臓ガンになって手術を受け、
一度は肝臓に転移したものの放射線でやっつけた父ですが…
告知から6年が経ちました(〃'▽'〃)
今では抗がん剤も飲んでいませんし、仕事復帰もしました。
インシュリン注射はしていますが元気です。
笑顔が一番の薬です(^^)
膵臓ガンでもまだまだ生きます!
頑張ります!



2013年02月15日 23:58

残念な報告です(>_<)

1月にPET検査をしたところ、両肺に転移が見つかりました。
幸いにも1センチ未満ということと、ほかに見つからないということで
現在ノバリスでやっつけています。

一時はショックでしたが、現在はかなり前向きです。
一度は体から消えた(見えなくなった)癌。
ということはまた同じように消すことができるだろうと(^^)
癌に負けないように、とにかく体温を上げて、
いつもにこにこ、ストレスを感じさせないように、
まわりのサポートも頑張ります☆

まだまだ生きてもらいます!



2013年07月23日 03:44

その後の経過です。
ノバリスで二カ所、無事にやっつけたものの
また新たに肺にガンが見つかったのと
胸水が溜まってきているのでペットをすることに。

今日、検査結果説明と同時に化学療法をスタートさせるため入院しました。
二泊三日でジェムザールとシスプラチンの投与を、隔週で行います。

が、結果を聞いたら、肺ガンの原発のような形のガンが一つあるだけとのこと。
あとは溜まっている胸水を取ってガン細胞があるかどうか検査するとのことでした。
 
父は、肺ガンが原発だったら、膵臓ガンが治った、ということで、
としたら、肺ガンなんか簡単にやっつけられる!
と周りが驚くほど楽観視(^^;)

お医者さんは、転移じゃないかなぁといっているのに聞いてないし・・・
まぁ、その楽観的な性格が功を奏しているのだろうなぁと思っています。
久しぶりにガン治療が始まりますが、無事に七年目に突入できそうです(^-^)



2013年12月14日 00:57

その後の報告です。右肺と左肺にがん細胞がありました。

ジェムザールとシスプラチンの点滴を6クールしたのですが
7クール目で血小板の低下が見られ、急遽中止。
両肺にある癌自体も大きくなっているということで
この治療方法はやめることになりました。

少し前に、右肺ががん性胸膜炎を起こし、胸水が溜まり、水を何回か抜いたのですが
すぐにまた溜まるので癒着をしてもらいました。
結果、水が溜まる勢いは衰えたものの、肺機能自体が低下してしまい
息苦しさを感じるようになりました。
部屋から部屋への移動だけでも息切れしてます。
先日から在宅酸素をするようになり、少し楽になったみたいですが。

ここまで来ると肺癌が原発ではないか、と思えてきて
呼吸器内科を受診したりしたのですが、細胞をとらないとわからないそうで
細胞をとるには場所が悪いし、ガンがまだ小さすぎるようなのです。
父は痛いのヤだし、もう少しがんが大きくなってから取るよ、って言ってます。

現状では、すい臓がんの転移という認識で
行える治療法がない状態になりました。
TS-1は本人が副作用がヤダ!と却下しました。

来週、新薬が承認されるようです。
こちらをお願いしようと思っていたらものすごいごちゃまぜの薬で
ガンに効くかもしれないけど、強すぎて何もできなくなる可能性もあると言われました。
父はまだ仕事をしているので、仕事ができなくなる状況はヤダと
結局、何も治療しない道を選びました。

母は悩んでいましたが
私はそれならそれでいいかなと思っています。
父が自分で選んだことなら、いつ亡くなるかはわかりませんが
その時に後悔しないだろうと。
本人の好きなように生きるのが一番いい、と思っています。

今日ですい臓がん発覚、初めての手術から丸六年が経過しました。
平成19年12月13日が初手術記念日です。
とうとう7年目に突入です。
これだけ生きることができていることだけでもありがたいと思って
残された日々を楽しく悔いなく過ごせたらと思っています。